IWC オールドインター Cal.8531
症状:定期メンテナス
修理内容:オーバーホール・ケース洗浄
修理金額:27,500円
分解しました。IWCのビンテージモデル、オールドインターです。ペラトン式の自動巻ユニットを備えた名機と言われますが、個体差はかなりあります。こちらの個体は状態も良く、特にひどい摩耗等は見受けられません。
組み立てます。この8531などの85から始まるキャリバーは年式で色々とモデルがあります。互換性があるパーツと、同じように見えて流用出来ないパーツとがあります。部品はある程度入手出来ますが、ほとんど海外(ドイツ、スイスなど)から個人輸入になりますので、高額になりがちです。
裏側です。日送りはシンプルな構造ですが、キャリバーナンバーによって0時近辺を行ったり来たりで早送り出来るものと、出来ないものがあります。
ダイアルと針を取り付けます。18金のケースで高級感があります。針は曇っている場合は薬品で落とします。変色や腐食の場合は処理が出来ませんのでそのまま取り付けます。写真は薬品処理で光沢を取り戻しています。
自動巻ユニットを取り付けてケーシングしました。名機といえどノーメンテだと部品が摩耗しますので、定期メンテナスをお勧めいたします。
また修理の紹介をいたします。価格など参考にして頂ければ幸いです。