修理ブログ
近日入荷 TAG HEUER タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフのオーバーホール

タグ・ホイヤー:カレラ・クロノグラフ:Ref.CV2113 Cal.17
症状:店頭商品のためオーバーホール
修理内容:オーバーホール・ゼンマイ・パッキン交換・ケースライトポリッシュ
修理金額:33,000円(参考価格)

ブログの更新がまた滞り申し訳ありません。またボチボチと更新いたします。
ホイヤーカレラのクロノグラフです。二階建てクロノグラフで、写真は時刻機構になります。 ベースはETA2892ですが、二階建て用に改造されていて2894−2というキャリバーナンバーになります。

特段の問題もなく組み立てました。

横写真ですみません。クロノグラフ機構になります。かなりごちゃごちゃしていますが、このキャリバーはなかなか組みにくく、とある海外時計サイトでは組立困難と不評です。確かにレバーの組み合いや、歯車類の組立位置など、構造を知って慣れていないと難しいモデルです。写真は分解前になります。

兎にも角にも組立完了です。こちらは裏面になります。

時刻とクロノグラフを合体させて文字盤・針を取付けます。文字盤・針ともに変色等なく、綺麗な状態です。

ケーシングします。ケースは当て傷が多かったためポリッシュしてあります。フルミラー仕上げで、綺麗な光沢があります。
ランニングテスト後に店頭に並ぶ予定です。ホイヤーの表記がHEUERのみのクラッシックよりも低価格で、30万円前後になるかと思います。
今後も時間的に余裕があれば更新いたしますので、よろしければご覧下さいませ。
近日入荷 ROLEX ロレックス エクスプローラーⅠのオーバーホール フローズンダイアル

ロレックス・エクスプローラーⅠ:Ref.14270 Cal.3000
症状:店頭商品のためオーバーホール
修理内容:オーバーホール・ゼンマイ・パッキン交換・ケース・ブレスレット洗浄・防水検査
修理金額:27,500円(参考価格)

以前ご紹介したエクスプローラーⅠはすでに商品として掲載していますので、よろしければ御覧ください。
こちらは同じ14270ですが、いわゆる「シングルトリチ横穴」といわれるモデルになります。シングルはブレスレットのバックルがシングルであること、トリチはダイアル・針がトリチウム、横穴はケースのサイドにバネ棒を外すための穴が開いているというタイプになります。通常モデルよりもやや高めの価格になります。

分解の順序等は以前と同様になります。この個体はヒゲゼンマイが偏っていましたので、調整しました。写真のヒゲゼンマイ部分を見ると左に寄っています。

寄っていたヒゲを調整しました。ヒゲゼンマイが変形することはよくありますが、ロレックスではあまりありません。変形している箇所を見極めて、あまり回数をかけず修正するのが肝心になります。

組み立てました
その他は特に問題は無く、ランニングテストになります。

ダイアルは経年の変色があります。このような変化をした文字盤をフローズンダイアルというようで、好みはありますが、エイジングが楽しめる個体になります。

ケーシングしました。ケースにいれて写真を撮るとダイアルの感じは分からなくなります。ぜひ実物をご覧頂ければと思います。ケースはすでにポリッシュ歴があるようですので、そのまま洗浄のみ行いました。ブレスレットはライトポリッシュしてあります。
ランニングテストを行い店頭に並ぶ予定です。今後も商品紹介、修理案内をいたしますので、参考にして頂ければ幸いです。
近日入荷 ROLEX ロレックス エクスプローラーⅠのオーバーホール

ロレックス・エクスプローラーⅠ:Ref.14270 Cal.3000
症状:店頭商品のためオーバーホール
修理内容:オーバーホール・ゼンマイ・パッキン交換・ケース・ブレスレット洗浄・防水検査
修理金額:27,500円(参考価格)

分解しました
店頭に商品として並ぶため、事前のメンテナンスです。エクスプローラーⅠでキャリバー3000です。カレンダーの無い、シンプルな3針式の自動巻です。

時刻機構まで組み立てました
ケース・ブレスレットも使用感が少なく、ムーブメントも極めて調子が良い個体です。30系のムーブメントのためテンプ受けがシングルブリッジです。ブルースチールのネジで簡単にアガキ(受けの高さ)を調整できます。

自動巻ユニットも組み立てました
特に問題もなく、順調に作業を進めます。

文字盤側です
オーバーホール歴もないようで、キズ等無く大変綺麗な状態です。裏抑えのネジが一つだけ金色になっています。

ダイアルと針を取り付け、ケーシングします。

ボロボロになりがちなシールも綺麗なままです。

かなり状態が良いため弊社ではポリッシュしていません。ノンポリッシュのためラグの減りもありませんし、エッジもしっかりと立っています。
これからランニングテストを行います。ケース・ブレスレットの状態、ムーブメントの状態、どちらも極めて良い個体です。商品になりましたらネットショップへ掲載いたします。
弊社の年内営業は27日までになります。頻繁に更新はできませんが、また修理内容、修理金額を記載していきますので、参考にして頂ければ幸いです。本年も弊社ネットショップをご覧頂き誠にありがとうございます。
BULOVA ブローバ Valjoux23のオーバーホール(委託・ネットショップ掲載品)
ブローバ:Cal.Val23(バルジュー23)
症状:精度不良
修理内容:オーバーホール、ヒゲゼンマイ修正、ケース洗浄
修理金額:33,000円

ネットショップに掲載している委託品のオーバーホールです。ブローバの60年代と思われるクロノグラフです。ムーブメントはバルジューの23で、手巻のツーカウンタークロノグラフです。ケースは18金、コンパクトなサイズです。

オーバーホール前の状態です。写真では分かりませんが、ヒゲゼンマイが変形して2番車に接触しています。そのため異常に進む不具合が発生しています。

修正前

修正後
比べてもほとんど変わりがないように見えますが、円周というか巻き込みの角度を変えてあります。最初に形をある程度整え、組立後に細かく調整します。
古いモデルはヒゲゼンマイが変形していることが多く、精度をある程度に持っていくのはかなり時間がかかります。元々の精度も現行品とは違いますので、許容範囲は広めになります。

分解しました

組み立てます
この年代のムーブメントでは耐ショック機構がないものがありますので、落下等衝撃には十分注意が必要です。このモデルも耐ショック機構はありません。

クロノグラフ機構も乗りました
ビンテージモデルは色々と不具合が起きますので、組み立てながら、ランニングテストをしながら調整が必要です。

チラネジ調整
ヒゲゼンマイを修正しながら精度、ビートエラーを調整していきます。形になってきたら緩急針の位置を中央にセットし、チラ座(チラネジにつける重り)を足す・引くを行い、重さを変えて精度を合わせます。かなり繊細な作業で、個体によっては時間がかかることがあります。あくまで組立時の調整で、この後ランニングさせならが調整します。そのためビンテージモデルは通常よりも調整に時間を頂戴しています。


完成しました
ネットショップ・ブローバ https://matsunotokeiten.myshopify.com/products/bulova-%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90-%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%8E%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95-%E6%89%8B%E5%B7%BB-valjoux-23-60%E5%B9%B4%E4%BB%A3%E8%A3%BD
耐ショック機構も無く、防水もありませんがそれがビンテージウォッチの楽しみ、味になります。ぜひネットショップを御覧ください。
現在オーバーホールは来年1月後半のお渡しとなります。ご了承下さいませ。また修理内容を記載いたします。参考にして頂ければ幸いです。
OMEGA スピードマスター プロフェッショナルのオーバーホール
オメガ スピードマスター・プロフェッショナル:Cal.1861
症状:不動(ゼンマイ切れ)
修理内容:オーバーホール、ゼンマイ・パッキン交換、ケース・ブレスレット洗浄
修理金額:33,000円

オメガ・スピードマスター・プロフェッショナルのオーバーホールです。レマニア社製造の歴史の長いムーブメントで、比較的コンパクトなクロノグラフです。キャリバーは1861で、ロジウムメッキですが、年式によって番号やメッキの色が変わります。

ゼンマイ切れです。手巻でも自動巻でもゼンマイは切れるときには切れます。いっぱいまで巻いても、切れないように途中まで巻いてもあまり変わりません。手巻の場合はいっぱいまで巻いて使用して頂く方が精度は安定します。ただ一日に何回もいっぱいまで巻くのはおすすめしません。

洗浄した後組み立てます。このムーブメントは頑丈で壊れにくい構造ですが、精度はやや広めな印象です。クロノメーター規格ではありませんし、精度よりも頑丈さを主に設計されている感じがします。

クロノグラフ機構まで組み立てました。古いクロノグラフではクロノグラフランナーとミニッツレコーダーのつなぎが上手くいかないモデルもありますが、このキャリバーはそういった不具合は起きにくい構造になっています。

裏面(文字盤側)です。サビはもちろんですが、オーバーホール自体が初めてだったのかキズもありません。非常に綺麗な個体です。

ダイアルと針を取り付けます。これからケーシングしてランニングテストを行います。スピードマスター・プロフェッショナルのムーブメントは頑丈ですが、数が多いため個体差もあります。もし部品交換が必要な場合は別途お見積いたします。
オーバーホールのご依頼も多いモデルですので修理の参考にして頂ければ幸いです。