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修理ブログ

PANERAI パネライ ルミノール パワーリザーブ付きのオーバーホール

PANERAI パネライ ルミノール パワーリザーブ付きのオーバーホール

パネライ パワーリザーブ付き:Cal.7750ベース

症状:不動(ゼンマイ切れ)

修理内容:オーバーホール・ゼンマイ・パッキン交換・ケース洗浄・防水検査

修理金額:33,000円

分解しました。パネライは自社ムーブメントもありますが、以前はETA7750をベースとしたモデルを販売していました。自社ムーブメントの場合は部品交換がある場合はメーカーでの修理となりますが、ETAベースであればある程度の部品は入手出来ます。一部オリジナルに変更されている部品は入手出来ませんので、故障内容によって修理の可否が変わります。

裏側です。5〜6時辺りにある歯車がパワーリザーブになります。持続時間を表示する機能のため、ゼンマイと噛み合っています。この部分はパネライオリジナルになるかと思います。

組み立てます。ベースムーブメントであるETA7750はクロノグラフがありますが、その機構を取り払って単純な自動巻だけにしてあります。ゼンマイが切れていましたので、交換しています。

自動巻ローターを組み、ダイアル、針を取り付けます。パワーリザーブはゼンマイの残量が分かりますので、使いやすいかと思います。

修理の参考にして頂ければ幸いです。


ROLEX DATE JUST CAL.1560 ロレックス・デイトジャストのオーバーホール

ROLEX DATE JUST CAL.1560 ロレックス・デイトジャストのオーバーホール

ロレックス・デイトジャスト:Ref.1601 Cal.1560

症状:定期メンテナス

修理内容:オーバーホール・ゼンマイ・パッキン交換・ケース・ブレスレットライトポリッシュ

修理金額:33,000円

分解しました。長く使用せずそのまま放置されていた個体ということで、使用に当たりメンテナンスをご依頼頂きました。長年使用されていなければ無理に動かさず、そのまま保管して頂く方が時計には良いです。毎日ワインディングマシーンで回す必要はありません。

15系のムーブメントは個体差がかなりあります。こちらの個体はしっかりとメンテナンスされていたようで、1番受(ゼンマイの受け穴)の摩耗が修正してありました。受け穴に綺麗に沿った修正で、非常に丁寧な作業です。

ゼンマイを交換して組み立てます。

裏側です。こちらの個体もカレンダーがジャストしない不具合がありましたので、日送りを調整しました。15系でも1530はデイトジャスト機構が無いモデルもあります。

ダイアルと針を取り付けます。ライトポリッシュをしたケースに入れてランニングテストになります。ムーブメントの状態で精度が変わりますので、様子を見ながら調整していきます。

修理内容、金額の参考にして頂ければと思います。


ROLEX SUBMARINE CAL.3035 ロレックス サブマリーナのオーバーホール

ROLEX SUBMARINE CAL.3035 ロレックス サブマリーナのオーバーホール

ロレックス・サブマリーナ:Ref.16800 Cal.3035

症状:不動(ゼンマイ切れ)

修理内容:オーバーホール・ゼンマイ・パッキン交換・ケース・ブレスレット洗浄・防水検査(20気圧)

修理金額:27,500円

分解しました。16800のフチ無しはかなり高額になっています。サブマリーナに限らずですが、ロレックスのスポーツモデルは高すぎる気もしますが、需要があるので仕方ないかとも思います。ムーブメントは3035です。

切れたゼンマイを交換して組み立てます。ゼンマイとパッキンの交換はオーバーホール金額に含めています。3035も不具合の起きにくいムーブメントです。

回転ベゼルが固着して回しにくくなっていました。隙間に汚れがあると回転が重くなったり、回転しなくなったりします。ポリッシュの指定がなくてもベゼルは分解して洗浄が必要です。

洗浄して綺麗になりました。これでスムーズに回転します。ロレックスは簡単にベゼルが外せる構造です。オメガのシーマスターなどは外すと変形してしまう事がありますので、無理せずそのまま洗浄することがあります。

防水検査を行いケーシングしてテストになります。

修理内容、金額の参考にして頂ければと思います。


ダービー&シャルデンブラン トリプルカレンダー ムーンフェイズのオーバーホール

ダービー&シャルデンブラン トリプルカレンダー ムーンフェイズのオーバーホール

ダービー&シャルデンブラン Cal.ETA.7751ベース

症状:精度不良(遅れ)・ムーンフェイズ不具合

修理内容:オーバーホール、ゼンマイ・パッキン交換、ケース洗浄

修理金額:33,000円

分解しました。ETA製の7751をベースにしたムーブメントで、クロノグラフにトリプルカレンダー、ムーンフェイズを備えたモデルです。トリカレ・ムーンでは最も多いムーブメントかと思います。

組み立てます。裏スケのため地板や受け板に装飾があります。

クロノグラフの場合はリューズの他にプッシュボタンがありますので、どうしても防水性は強くありません。そのため湿気が入りやすく、パーツが錆びたり変色したりします。こちらも個体は綺麗な状態です。

裏面です。写真は分解前のためパーツに汚れが見られます。

ムーンフェイズが送れない不具合がありましたので、パーツを加工します。

ムーンフェイズが時刻と連動するように調整します。ムーンフェイズは日付や曜日とは違う時間に進みますので、早送りする際は注意が必要です。ムーンフェイズと時刻が噛んでいる状態で早送りをするとパーツが摩耗したり、最悪歯が欠けたりします。

6時位置に見えるのがムーンフェイズです。他のパーツは入手出来ますが、ムーンフェイズのディスクはオリジナルデザインの場合がありますので、ディスクの歯が欠けるとメーカーでの修理が必要になることがあります。

ケーシングしてランニングテストします。クロノグラフですが秒針は無いモデルになりますので、精度チェックにはクロノグラフを作動させてテストが必要です。クロノグラフをたまには動かした方が良いかと聞かれることがありますが、どちらでも構わないと思います。注意するのはフライバックがあるモデルは出来るだけフライバックさせない方が良いとお伝えしています。ちょうどブレゲのフライバックモデルのオーバーホールがありますので、また記載いたします。


IWC オールドインター Cal.8531のオーバーホール

IWC オールドインター Cal.8531のオーバーホール

IWC オールドインター Cal.8531

症状:定期メンテナス

修理内容:オーバーホール・ケース洗浄

修理金額:27,500円

分解しました。IWCのビンテージモデル、オールドインターです。ペラトン式の自動巻ユニットを備えた名機と言われますが、個体差はかなりあります。こちらの個体は状態も良く、特にひどい摩耗等は見受けられません。

組み立てます。この8531などの85から始まるキャリバーは年式で色々とモデルがあります。互換性があるパーツと、同じように見えて流用出来ないパーツとがあります。部品はある程度入手出来ますが、ほとんど海外(ドイツ、スイスなど)から個人輸入になりますので、高額になりがちです。

裏側です。日送りはシンプルな構造ですが、キャリバーナンバーによって0時近辺を行ったり来たりで早送り出来るものと、出来ないものがあります。

ダイアルと針を取り付けます。18金のケースで高級感があります。針は曇っている場合は薬品で落とします。変色や腐食の場合は処理が出来ませんのでそのまま取り付けます。写真は薬品処理で光沢を取り戻しています。

自動巻ユニットを取り付けてケーシングしました。名機といえどノーメンテだと部品が摩耗しますので、定期メンテナスをお勧めいたします。

 また修理の紹介をいたします。価格など参考にして頂ければ幸いです。