4月の休業日は2.8.9.12.16.19.23.24.30日とさせて頂きます。

修理ブログ

近日入荷 ROLEX エアキング・デイト 5700 のオーバーホール

近日入荷 ROLEX エアキング・デイト 5700 のオーバーホール

ロレックス・エアキング・デイト:Ref.5700 Cal.1530

症状:店頭商品のためオーバーホール

修理内容:オーバーホール・ゼンマイ・パッキン交換・ケース・ブレスレットライトポリッシュ

修理金額:27,500円(参考価格)

最近値上りの大きいイメージのエアキングですが、こちらはエアキングに日付を追加したデイトモデルになります。Ref.5700になりますが、流通量は少なく、レアな個体になります。

分解・洗浄の後組み立てます

15系は名機と言われますが、個体差がかなりあります。こちらの個体は摩耗も少なく、良い状態を保っています。15系(に限らず自動巻)はトルクが強いため、油切れを起こしたまま使用すると部品が摩耗していきます。ちなみにショックバネはフラワーキフでレトロ感があります。

裏面(文字盤側)

裏面も組み立てます。日送り機構にデイトジャストがついていませんので、ゆっくりと日付を送ります。

文字盤・針を取り付けます

シルバーダイアルに枯れたようなリーフハンドが良い雰囲気です。

ケーシングします

ケーシングした後に自動巻機構を取り付けます。これからランニングテストを行います。

シリアルナンバーから62年頃製造の個体のようです。ブレスレットはフルコマのリベットブレスで、年式を考えると良いコンディションの一本です。入荷しましたらネットショップへ掲載いたします。


BENRUS ベンラス スカイチーフのオーバーホール

BENRUS ベンラス スカイチーフのオーバーホール

ベンラス:スカイチーフ:Cal.Vaijoux72

症状:店頭商品のためオーバーホール

修理内容:オーバーホール

修理金額:33,000円(参考価格)

ベンラスのミリタリーウォッチ、スカイチーフです。店頭商品のオーバーホールです。状態は精度が安定せず進む、汚れ、油切れです。

分解し、洗浄しました。刻印の72Rはバルジュー72の意味です。

クロノグラフを操作するレバーです。サビと汚れがあります。

サビを落とし、ヘアラインを入れました。他の部品も同様の作業をし、綺麗な状態にしながら組み立てます。精度や作動にあまり関係はありませんが、出来る範囲で作業をしていきます。

時刻機構まで組み立てました。

とりあえずの組立のため精度は出ていません。かなり進みますので、精度を調整していきます。

分解前は緩急針を遅らす位置のいっぱいまで動かしていましたが、それでも進む状態でしたので、テンワ(精度を出す重りのようなもの)の重さを変えます。

チラ座

すごく小さいので分かりにくいですが、中央あたりに丸いワッシャーがあります。これを足す、引くで重さを変えます。重いと遅れ、軽いと進みます。もちろん重さだけが原因ではありませんので、その他の部分も見ながら調整していきます。

組み立てました。40~50年代のモデルですので、耐ショック機構がありません。落とす等衝撃があると天芯という部品が折れることがありますので、注意が必要です。

ランニングテストを終え、商品として店頭に並びます。オーバーホール前の状態と比べると綺麗でスッキリしました。

流通数が少ないモデルで相場感が分かりにくいモデルですが、ミリタリーウォッチで、バルジュー72搭載のクロノグラフとしては低価格と思います。ぜひ弊社ネットショップを御覧ください。


近日入荷 TAG HEUER タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフのオーバーホール

近日入荷 TAG HEUER タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフのオーバーホール

タグ・ホイヤー:カレラ・クロノグラフ:Ref.CV2113 Cal.17

症状:店頭商品のためオーバーホール

修理内容:オーバーホール・ゼンマイ・パッキン交換・ケースライトポリッシュ

修理金額:33,000円(参考価格)

ブログの更新がまた滞り申し訳ありません。またボチボチと更新いたします。

ホイヤーカレラのクロノグラフです。二階建てクロノグラフで、写真は時刻機構になります。 ベースはETA2892ですが、二階建て用に改造されていて2894−2というキャリバーナンバーになります。

特段の問題もなく組み立てました。

横写真ですみません。クロノグラフ機構になります。かなりごちゃごちゃしていますが、このキャリバーはなかなか組みにくく、とある海外時計サイトでは組立困難と不評です。確かにレバーの組み合いや、歯車類の組立位置など、構造を知って慣れていないと難しいモデルです。写真は分解前になります。

兎にも角にも組立完了です。こちらは裏面になります。

時刻とクロノグラフを合体させて文字盤・針を取付けます。文字盤・針ともに変色等なく、綺麗な状態です。

ケーシングします。ケースは当て傷が多かったためポリッシュしてあります。フルミラー仕上げで、綺麗な光沢があります。

ランニングテスト後に店頭に並ぶ予定です。ホイヤーの表記がHEUERのみのクラッシックよりも低価格で、30万円前後になるかと思います。

今後も時間的に余裕があれば更新いたしますので、よろしければご覧下さいませ。


近日入荷 ROLEX ロレックス エクスプローラーⅠのオーバーホール フローズンダイアル

近日入荷 ROLEX ロレックス エクスプローラーⅠのオーバーホール フローズンダイアル

ロレックス・エクスプローラーⅠ:Ref.14270 Cal.3000

症状:店頭商品のためオーバーホール

修理内容:オーバーホール・ゼンマイ・パッキン交換・ケース・ブレスレット洗浄・防水検査

修理金額:27,500円(参考価格)

以前ご紹介したエクスプローラーⅠはすでに商品として掲載していますので、よろしければ御覧ください。

こちらは同じ14270ですが、いわゆる「シングルトリチ横穴」といわれるモデルになります。シングルはブレスレットのバックルがシングルであること、トリチはダイアル・針がトリチウム、横穴はケースのサイドにバネ棒を外すための穴が開いているというタイプになります。通常モデルよりもやや高めの価格になります。

分解の順序等は以前と同様になります。この個体はヒゲゼンマイが偏っていましたので、調整しました。写真のヒゲゼンマイ部分を見ると左に寄っています。

寄っていたヒゲを調整しました。ヒゲゼンマイが変形することはよくありますが、ロレックスではあまりありません。変形している箇所を見極めて、あまり回数をかけず修正するのが肝心になります。

組み立てました

その他は特に問題は無く、ランニングテストになります。

ダイアルは経年の変色があります。このような変化をした文字盤をフローズンダイアルというようで、好みはありますが、エイジングが楽しめる個体になります。

ケーシングしました。ケースにいれて写真を撮るとダイアルの感じは分からなくなります。ぜひ実物をご覧頂ければと思います。ケースはすでにポリッシュ歴があるようですので、そのまま洗浄のみ行いました。ブレスレットはライトポリッシュしてあります。

 

ランニングテストを行い店頭に並ぶ予定です。今後も商品紹介、修理案内をいたしますので、参考にして頂ければ幸いです。


近日入荷 ROLEX ロレックス エクスプローラーⅠのオーバーホール

近日入荷 ROLEX ロレックス エクスプローラーⅠのオーバーホール

ロレックス・エクスプローラーⅠ:Ref.14270 Cal.3000

症状:店頭商品のためオーバーホール

修理内容:オーバーホール・ゼンマイ・パッキン交換・ケース・ブレスレット洗浄・防水検査

修理金額:27,500円(参考価格)

分解しました

店頭に商品として並ぶため、事前のメンテナンスです。エクスプローラーⅠでキャリバー3000です。カレンダーの無い、シンプルな3針式の自動巻です。

時刻機構まで組み立てました

ケース・ブレスレットも使用感が少なく、ムーブメントも極めて調子が良い個体です。30系のムーブメントのためテンプ受けがシングルブリッジです。ブルースチールのネジで簡単にアガキ(受けの高さ)を調整できます。

自動巻ユニットも組み立てました

特に問題もなく、順調に作業を進めます。

文字盤側です

オーバーホール歴もないようで、キズ等無く大変綺麗な状態です。裏抑えのネジが一つだけ金色になっています。

ダイアルと針を取り付け、ケーシングします。

ボロボロになりがちなシールも綺麗なままです。

かなり状態が良いため弊社ではポリッシュしていません。ノンポリッシュのためラグの減りもありませんし、エッジもしっかりと立っています。

これからランニングテストを行います。ケース・ブレスレットの状態、ムーブメントの状態、どちらも極めて良い個体です。商品になりましたらネットショップへ掲載いたします。

 

弊社の年内営業は27日までになります。頻繁に更新はできませんが、また修理内容、修理金額を記載していきますので、参考にして頂ければ幸いです。本年も弊社ネットショップをご覧頂き誠にありがとうございます。